美村里江さんが2018年3月に芸名を「ミムラ」から「美村里江」へ改めた最大の狙いは、活動名と本人像をより自然に一致させるためです。背景には①ムーミンの「ミムラ姉さん」の知名度上昇で“拝借名”への居心地の違和感、②大河ドラマ等で日本名の重みを実感したこと、③公私の自分が近づき本名に近い名がしっくり来たことの3点があります。
結婚歴は2006年に指揮者・金聖響さんと結婚し2010年に離婚、2013年に11歳年上の一般男性と再婚(子どもなし)。
若い頃は2003年の月9『ビギナー』でいきなり主演デビューし、その後は映画・ドラマ・舞台に加えて文筆でも活躍。改名は“役者としての芯”を明確にし、時代劇や実名寄りの役でも伝わり方を損なわないための前向きな選択でした。
この記事でわかること
- 「ミムラ」→「美村里江」へ改名した3つの理由と狙い
- 夫は誰?2006年結婚→2010年離婚→2013年再婚の流れ
- 月9主演デビューから現在までの主な転機・代表作
- 読書・渓流釣りなどの素顔と文筆活動の概要
- 改名後の名前の由来(本名要素+呼称の継承)の意味
【画像】美村里江(ミムラ)の改名理由は?旦那は誰?結婚歴は?
女優・美村里江(旧芸名ミムラ)さんは、透明感のある演技と知的な佇まいで多くのファンを魅了してきました。
2018年には芸名を「ミムラ」から本名に近い「美村里江」に改名し、大きな話題となりました。そこには、ムーミンキャラクター「ミムラ姉さん」への思いだけでなく、日本人としての名前の大切さや、女優としての在り方を見つめ直した決意が込められています。
さらに私生活では、指揮者・金聖響さんとの結婚と離婚、そして一般男性との再婚という人生の節目を経験。女優としても女性としても成長を重ねながら、現在は落ち着いた生活を送りつつ演技活動を続けています。
美村里江(ミムラ)の改名理由は?
美村里江さんは、2018年(当時34歳)3月27日付で芸名を「ミムラ」から「美村里江」に変更しています。元々、「ミムラ」という芸名の理由は、美村里江さんがムーミンが大好きで、ムーミンのキャラクターである「ミムラ姉さん」を広めたい、という思いから命名されました。「美村里江」への改名理由として、ご本人が3つ挙げています。
引用元:女性自身
1つ目は「ミムラ姉さん」の知名度が上がったことです。改名時には、2019年に埼玉県飯能市に開業したムーミンバレーパークの開業予定が発表されていたなど、近年のムーミンブームが話題になっていました。
それによって、あまり知られない存在だった「ミムラ姉さん」の知名度が上がり、美村さん自身の居心地に違和感を感じるようになったそうです。ちなみに、「ミムラ姉さん」は「リトルミイ」の姉で、「スナフキン」の異父姉弟なんだとか。下に画像を載せておきます。左が「ミムラ姉さん」、右が「リトルミイ」です。
引用元:MOOMIN
2つ目は、大河ドラマの台本の役名・出演者一覧を見て、本来の日本名の大切さを感じたからです。2018年(当時34歳)に2度目のNHK大河ドラマ出演となった「西郷どん」で大久保満寿役を演じました。
その際「大久保満寿 ミムラ」の字面を見たときに違和感を感じたそうです。また、「ミムラ」という名前で日本人じゃないと思われてしまうことがあり、とくに時代劇では味が損なわれるときもあるかもしれない、という思いがありました。
引用元:CINRA
3つめは、「公私の自分がニアリーイコールになった」ことです。ご本人がオフィシャルサイトでこのように表現されています。プライベートで「ミムラさんですか?」と声をかけられたときに、プライベートの時間は「ミムラ」ではないような感覚があったそうです。
改名時にはその気持ちがなくなり、「公を担う役者としての自分と私的な自分が、それぞれ違う素材であり、それでいて一方があるからもう一方も活きる。」と考えられるようになりました。公と私を分ける必要はないと感じたことから、本名に近い現在の芸名に改名されたようです。
ギモンくん美村里江さんは、どうして改名後の名前を「美村里江」にしたのかな?
カイケツさん「里江」という本名と、前芸名「ミムラ」の呼び名を手放すのは惜しい、という理由から、「美村里江」という本名と芸名を組み合わせた名前になったみたいよ!ちなみに、「三村」だとさまぁ~ずの三村マサカズさんがいるから「美村」になったみたい。
美村里江(ミムラ)の旦那は誰?結婚歴は?
美村里江さんは、2006年(当時22歳)に指揮者の金聖響(きむ せいきょう)さんと結婚しました。下の画像が金聖響さんです。金聖響さんは在日韓国人3世で、美村里江さんより14歳年上です。

2人は2005年(当時21歳)に映画「この胸いっぱいの愛を」で共演をきっかけに交際をスタート。2人の結婚後、美村さんは「銭ゲバ」「サムライ・ハイスクール」など多数のドラマ作品に出演し女優業で多忙、金さんは2009年に神奈川フィルハーモニー管弦楽団の常任指揮者に就任、2010年からベルギー・フランダース交響楽団の首席指揮者に就任するなど、海外での仕事が増えて、それぞれ仕事が充実していました。
しかし、その一方ですれ違いが増えたことが原因でお互い気を遣う関係になったようで、2010年(当時26歳)に離婚しています。2人の間に子供はおらず、気を使うことなくお互いに仕事に集中していくための前向きな円満離婚であるため、慰謝料などは発生しなかったそうです。
金聖響さんは、美村里江さんと離婚後の2013年に美人バイオリニストの松井利世子さんと再婚し、子供がいるとの噂がありますが、正式発表しておらず定かではありません。
また、2014年の報道で、オンラインカジノなどのギャンブルにはまって2億円ほどの借金をしており、美村里江さんの貯金も使い込んでいたという話や、共演した楽団の女性に手を出しまくって性行為を盗撮、その映像を使って恐喝していたという話がありました。
その後、目立った活躍がみられておらず、現在はどのように過ごしているか分かりませんでした。このスキャンダルが影響して、仕事が減ってしまったのかもしれませんね。
引用元:ナタリー
その後、美村さんは、2013年(当時29歳)に現在の旦那さんである11歳年上の一般男性と再婚します。旦那さんは一般男性のため、画像はありませんでした。ですが、漫画「俺物語!!」の主人公である剛田猛男に似ているとの情報がありました。参考に、2つ目の画像が剛田猛男です。
がしっとした感じの男性なのかもしれませんね。旦那さんは中部地方出身、自営業で、約1年半の交際を経てゴールインしました。災害救助などをやっていた医学博士だそうですが、医師であるという情報はありませんでした。2人の間に子供はおらず、美村さんは趣味の読書や渓流釣り、演技の勉強などをしてプライベートの時間を過ごしているようです。
ギモンくん美村里江さんは、離婚直後は体調を崩すほど精神的に苦しんだらしいけど、どうして乗り越えられたのかな?
カイケツさんそれは、離婚前と比べて陰のある役の依頼が増え、離婚の経験が女優としての糧になったと思えるようになったからみたいよ!その後、再婚して精神状態も安定したみたいね。
【画像】美村里江(ミムラ)は若い頃かわいい!
美村里江(旧芸名ミムラ)は、10代で月9『ビギナー』の主演に大抜擢され、一気に注目を集めた透明感ある美貌と繊細な演技が魅力の女優です。デビュー直後の葛藤や一時休業を経て、20代は朝ドラ『梅ちゃん先生』などで表現の幅を拡大。高校時代は美術推薦で学び、カットモデル経験をきっかけに芸能入り。
再始動後は映画『落語娘』で主演し、徹底した役作りも話題に。30代以降は映画・舞台・エッセイでも存在感を放ち、若い頃の可憐さは努力で磨かれた凛とした美しさへと進化しています。
10代(1994年~2004年)
美村里江さんは1984年生まれの埼玉県深谷市出身です。高校は美術の推薦で入学し、ひたすら絵を描く日々を過ごしました。
プライベートでは、美容院から声がかかればカットモデルのアルバイトをしており「複数の場所とお金のやり取りが発生するとなかなか大変と知識ではあって、芸能プロダクションに所属するとこのあたりが楽なのかな」と考えたことがきっかけで、高校在学中にオファーのあったスターダストプロモーションに所属しました。
引用元:FOD
2003年、19歳の時に月9ドラマ『ビギナー』でドラマ初出演、いきなり主人公に抜擢されました。ヒロイン公募のオーディションで1万人以上の応募者の中から選ばれて、輝かしいデビューを飾りました。
しかし、下積み経験ない中での演技は大変だったそうで、後のインタビューで「下手だということに自覚が出てハッとなり、いろいろ社会的なことがわかってない自分にハッとなってショックを受け、もうしなび切って、やめたいとずっと言っていたんです」と、当時の心境を振り返りました。
現在でもビギナーで使用された曲を聴くと涙が出てくるそうで、とても苦悩した様子が伺えます。
ギモンくん美村さんは事務所に所属していきなり女優デビューしたけど、女優業に興味があったのかな?
カイケツさんスカウトで事務所に入ったこともあり、あまり熱心に取り組む気持ちがなく、当初の契約ではテレビ出演はしないはずだったんだって!
でも流れでなんとなく演技のレッスンを受けたら意外に楽しくて興味を持ったんだって!
20代(2004年~2014年)
『ビギナー』で知名度を上げた美村さんは、2004年にかけて3クール連続でドラマ出演し、2005年、21歳の時には『着信アリ2』で映画初主演を務めました。
引用元:ホミニス
しかし、多忙なスケジュールをこなす中で自分の置かれた状況に違和感を抱き、後のインタビューでは「演技はもとより、ちょっとした写真撮影も、インタビューの受け答えも、全てがダメで。自分が本当にこの仕事をできる人なのか、一度問いただしたいと思い、社長に『辞めさせてください』と伝えた」 と話しています。
社長は「席を空けて待っておく」と背中を押したそうで、2006年、22歳の時に芸能活動を休止しました。
引用元:タウンニュース
美村さんは休止期間中に読書や演劇鑑賞、1人旅などをして過ごしました。
当時について「わたしの場合、いきなり“内側”からお芝居に惚れたけど、休業して“外側”から惚れることができた。お客さんの視点から観ると『お芝居ってこんなに面白いんだ』ということがあらためてわかった」と振り返り、再スタートを誓いました。
2008年、24歳の時にドラマ『斉藤さん』で芸能活動を再開し、同年公開の映画『落語娘』で3年ぶりに映画主演を務めました。落語家を演じるにあたり撮影1ヶ月前から落語を猛特訓し、本業の方に失礼がないよう必死に役作りをしたそうです。
当時について「落語の練習のし過ぎで顔に乳酸がたまり、エステティシャンの人に驚かれた」と振り返っています。共演をした津川雅彦さんは美村さんについて「根性のある女優」と称賛しました。
引用元:NHK
美村里江さんは、2012年、28歳の時に連続テレビ小説『梅ちゃん先生』に出演し、主人公の梅子(堀北真希さん)の姉・松子役を務めました。
戦前戦後の時代を女医として過ごしていく梅子と対照的に、松子は平凡な人生を歩む昭和では一般的な女性のキャラクターで、美村さんはこの「普通」を演じることに苦悩したそうです。
そんな時、ディレクターからの「“朝ドラ”はマンネリをよしとするもの。それを悪いとは思わないでね」とのアドバイスで、爪痕を残さないといけないと考えていた美村さんにとって大きな衝撃を受けました。
当時のインタビューで「松子役以降、演じるときには最初からキャラクターをあれこれと飾り付けるのではなく、まずはシンプルに人物像を読み解いてから、二の手三の手を考えればいいのだと思えるようになりました。女優としては、それは大きな財産です。」と振り返っており、美村さんにとって気付きの多い作品となりました。
ギモンくんいつもポジティブな思考で努力を重ねている美村さんだけど、何かきっかけはあったのかな?
カイケツさんデビュー当時、自分が成長しないと周りに迷惑をかけると強く思いながら過ごしてたんだって!
インタビューで「役をもらったら、とにかくひたむきに取り組んで、経験を血肉にしないと、申し訳が立ちません」「「きつい」を乗り越えて「楽しい!」まで行けば実を結ぶ」と答えているよ!
努力して成功した経験が気持ちを前向きにさせてるんだね!
30代~(2014年~)
2015年、31歳の時には過去に執筆してきた書評、公式サイトの文章、新たに書き下ろしたエッセイをまとめた書籍『文集』を発売しました。
引用元:クランクイン
美村里江さんは、小学生の時は図書委員を務め、現在も1ヶ月に200冊もの本を読むこともあるほどの読書好きでだそうです。
幼少期のエピソードからデビューの裏話や休業中の心境など、等身大の美村さんを曝け出した書籍は、読者の興味と共感を集めました。
引用元:ナタリー
2020年、36歳の時には映画『空に住む』に出演しました。生き辛い今を生きる様々な境遇の女性3人(多部未華子さん・岸井ゆきのさん)の心の変化を描いた作品で、美村さんは小早川明日子役を演じました。
名匠・青山真治監督は美村さんの演技を見て、いつかお仕事したいと思っていたそうで、美村さんを含む出演俳優について「優秀で、最初から図太く『私はこれをやる、俺はこれをやる』と、自分で役を作って行動する人たち」と称しています。
美村さんも「役作りを一つの冒険として考えると、わからないと思うことが多いキャラクターほど楽しいんです」とコメントしており、前向きに演技と向き合っている様子が伺えます。
引用元:matisowa
美村里江さんは、2023年、39歳の時に男女4人が繰り広げるコメディ舞台『二次会の人たち』で主演を務めました。
「時間をかけて積み上げる舞台は、贅沢な時間だと思っています。稽古場や劇場入りも毎日一番乗り、千秋楽には「もう一回最初から稽古と公演したいですね!」と言って「休もうよ!」と周囲に笑われたこともあり……。稽古・本番、共に大好き人間です。」とコメントしており、5年振りの舞台出演がとても充実していた様子が伺えます。
キャリアを重ねても、新たな一面を見せ続けてくれる美村さんにこれからも注目ですね!
ギモンくん読書家であり文筆家でもある美村さんだけど、小説の執筆はしないのかな?
カイケツさん実は既に数社から打診されてるんだって!
インタビューで「書く事も大好きですが、それ以上に読む事が好きなので、読む方の私の心が「お前の腕前でやってくれるな」と、厳しくにらみを利かせている間はやることはないと思います。」とコメントしているよ!作家さんにリスペクトがあるからこその判断だね!
美村里江のプロフィール・SNS
- 名前:美村 里江(みむら りえ)
- 本名: 小暮 里江(結婚前本名)
- 生年月日:1984年6月15日
- 年齢:41歳(2025年11月現在)
- 出身地:埼玉県深谷市
- 身長:167㎝
- 血液型:B型
- 趣味:読書、映画鑑賞、渓流釣り
- 所属事務所:スターダストプロモーション
引用元:STARDUST
SNS・著書
SNS
- オフィシャルサイト URL:https://mimulalala.com/
著書
- 2005年12月~2008年12月:ミムラの絵本日記(白泉社『MOE』連載)
- 2007年12月:ミムラの絵本日和
- 2008年8月~2009年4月:まみむメモ(マガジンハウス『ウフ.』連載)
- 2009年4月~2012年3月:まみむメモ(OCN「Talking Japan」WEB連載)
- 2009年5月~2010年4月:ミのまわり(白泉社『MOE』連載)
- 2010年7月:ミムラの絵本散歩
- 2015年7月:文集
- 2015年11月~2016年5月:ミムラの映画日和(『music.jp』連載)
- 2020年4月:たん・たんか・たん
ギモンくん美村里江さんの趣味の渓流釣りを始めたきっかけって何なのかな?
カイケツさん今の旦那さんの影響みたいだね!始めてから今年で13年目で、自宅では美村さんや旦那さんが釣った魚を数匹飼ってるみたいよ。
美村里江(ミムラ)の改名理由・旦那と結婚歴・若い頃まとめ
- 2018年3月27日に芸名を「ミムラ」から「美村里江」へ改名している
- 改名理由は「ミムラ姉さん」の知名度上昇で拝借名に違和感を覚えたためとされる
- 大河出演の役名表記で日本名の重みを再認識し時代劇での齟齬を避けたかったと述べている
- 公私の自分が近づき本名に近い名がしっくり来たことも動機である
- 新名は本名「里江」を生かしつつ呼称「ミムラ」を継承する意図で構成している
- 「三村」だと著名人と重なるため「美村」を選んだと説明されている
- 2006年に指揮者の金聖響と結婚し2010年に離婚している
- 離婚は仕事の多忙やすれ違いが背景で円満とされ子どもはいない
- 2013年に11歳年上の一般男性と再婚している
- 再婚相手は中部出身の自営業で災害救助に関わる医学博士との情報がある(未確認・報道)
- 再婚相手は漫画『俺物語!!』の剛田猛男に似ているとのエピソードが語られている(噂)
- 2003年の月9『ビギナー』で1万人超から選ばれ主演デビューしている
- 2006年に活動休止し2008年『斉藤さん』『落語娘』で復帰している
- 朝ドラ『梅ちゃん先生』で「普通」を演じる難しさと演技観の転機を得ている
- 読書家で月に200冊読むこともあり2015年にエッセイ集『文集』を刊行している
- 近年は映画『空に住む』(2020)や舞台『二次会の人たち』(2023)などで活動している
- 改名は女優としての芯を明確にし実名寄りの役でも伝わり方を損なわない前向きな選択である













