女優として70~90年代に数々の名作を彩った篠ひろ子さん。私生活では、作家・伊集院静さんと“夏目雅子さんを偲ぶ会”で出会い、七回忌を待って1992年に結婚。2人に子どもはいません(検索に出る「息子」は前妻とのお子さんとの混同)。
結婚後は篠さんの故郷・仙台へ移り、愛猫と静かに暮らすスタイルへ。2023年に伊集院さんが逝去し、翌年の「お別れの会」やロングインタビューで夫婦の歩みを語りました。
現在も芸能活動は実質休止ながら、端正な美貌と芯の強さは若き日の歌手・女優期から一貫。この記事では“馴れ初めの真相”“子どもに関する誤解”“仙台での近況”“若い頃の活躍”まで、一気に押さえます。
この記事でわかること
- 出会いは“夏目雅子さんを偲ぶ会”→七回忌後の1992年に結婚した経緯
- 「息子」検索ワードの真相(2人に子どもはいない/前妻とのお子さんとの混同)
- 仙台移住後の暮らしと、愛猫とともに過ごす現在のスタイル
- 2023年の夫逝去後~お別れの会・インタビューで語られた篠さんの胸中
- 歌手デビューから女優としての代表期まで、若い頃の主要トピックス
【画像】篠ひろ子と伊集院静との馴れ初めは?息子は何してる?現在の活動は?
伊集院静との馴れ初めは?
篠ひろ子さんと伊集院静さんの出会いは、伊集院さんが前妻・夏目雅子さんを急性骨髄性白血病で亡くし、その偲ぶ会でのことでした。夏目雅子さんを亡くしてから伊集院さんはアルコール中毒になるほど酒浸りになり、ギャンブルで借金を繰り返したり、かなり荒れた生活をしていたそうです。
篠ひろ子さん自身も過去につらい経験をされており、お互いの境遇が似ていたこともありお2人の関係は深まっていきました。その後、伊集院さんは荒れた生活を見かねた友人たちの助けもあり、作家の道を志し、のちに直木賞作家となるほど才能を発揮していきます。
それからお2人は夏目雅子さんの七回忌を待って、1992年(篠さん当時44歳)に結婚しました。

篠ひろ子さんは、伊集院静さんのどんなところに惹かれたのかな?

肝心な時にやさしさに篠さんは惹かれたみたいよ!
辛い経験をたくさんした伊集院さんだからこそ、肝心な時に人にやさし句できるんだろうね!
息子は何してる?現在の活動は?
篠ひろ子さんと伊集院静さんにはお子さんはいません。ネット上での検索で「息子」というワードが出てきますが、これは伊集院静さんの前妻との子どものことと混同されることがあるようですね。
篠ひろ子さんと伊集院静さんは、結婚してから数年後、篠さんの故郷・仙台へ移住されたますが、その際、愛猫2匹と仲良く過ごしていたそうです。2023年に伊集院さんが肝内胆管がんでお亡くなりになり、翌年には夫・伊集院静さんの「お別れ会」に姿を見せ気丈に振舞いました。
最愛の夫を亡くした篠さんの心を慰めたのは2匹の愛猫だそうで、飼っていた犬から1文字ずつとって亜瑠母(アルボ)と名付けられたそうです。(飼っていた犬の名前はミニチュアダックスフンドで、名前は アイス(Ice) と ノボ(Novo/Nobo/ノボ、とのこと)
2025年現在、篠ひろ子さんは、過去に女優として数々のドラマや映画に出演し高い人気を誇りましたが、1997年以降は表舞台から遠ざかり、事実上引退状態にあります。
結婚後は夫で小説家の伊集院静さんと仙台を拠点に静かな生活を送り、芸能活動はほとんど行っていません。そんな中、2024年末に発売された『週刊文春WOMAN』では24年ぶりにロングインタビューに応じ、夫との結婚生活や最期の日々について率直に語り注目を集めました。
また、2024年11月に伊集院静さんが逝去した際には「お別れの会」に出席し、公の場で夫への感謝や思い出を語る姿が報じられています。篠さんは現在も俳優としての活動を再開する様子はなく、メディア出演も極めて限定的ですが、インタビューやスピーチを通して、自身の人生や夫婦の物語を振り返る機会を持つようになりました。
2025年現在は、仙台で愛猫と共に穏やかな日々を送りながら、時折こうした形で公に姿を現す存在となっています。

篠ひろ子さんは、どうして故郷・仙台へ移住したのかな?

ご両親の面倒をみるためというのと、東京は常に戦いの場で、その疲れた心を癒すために仙台へ移住したみたいよ!
【画像】篠ひろ子は若い頃美人!
10代・20代(1958年~1978年)

篠ひろ子さんは、宮城県仙台市に生まれ、兄はプロゴルファーの沼澤聖一さん、弟はゴルフクラブ設計家の沼澤雄二さんです。幼少期から歌が好きだったこともあり、NHK仙台少年少女合唱隊に所属していました。歌手デビューの起源は幼少期にあったのかもしれませんね!
小学校から高校まで聖ウルスラ学院へ通われており、その後東北学院大学法学部に入学するも、在学中の1968年(当時20歳)の時に出演した「ホリデイ・イン・仙台」の番組内で披露した歌唱でクラウンレコードからスカウトされ、上京のため中退しています。
そして、同年10月にファーストシングル「水色の風/愛の世界」でレコードデビューを果たしました。上の画像はそのジャケット写真です。残念ながらヒットとはなりませんでしたが、20歳とは思えない大人っぽい雰囲気でとても美人ですね。
篠ひろ子さんは、1969年(21歳)にキングレコードへ移籍し、本格的に歌手活動へ挑戦しました。移籍後は「悪い遊び/ふり返って」や「幸せな絵のように/危険な恋」といったシングルを次々とリリースします。
当時は俳優としての知名度が高まりつつありましたが、歌手としては思うようなヒットに恵まれず、試行錯誤を重ねる時期となりました。こうした活動は、後に女優として大きく飛躍していく前の貴重な経験でもあり、芸能人生に厚みを与えるものとなったといえます。
なお、当時発売されたレコードのジャケットには、清楚さと大人の雰囲気を併せ持った篠さんの姿が映し出されており、楽曲以上にファンの印象に残るものとなっています。

篠ひろ子さんは、1972年(当時24歳)の時に、テレビドラマ「股旅USA」で女優デビューを果たし、翌年(当時25歳)にテレビドラマ「時間ですよ」に出演しました。
主演の森光子さんをはじめ、船越英二さんや松原智恵子さんなど、錚々たる俳優陣が出演する中で、篠ひろ子さんは不運に見舞われながらも強く生きる小料理屋の女将・お涼さんを演じられました。
上の画像は、お涼(篠ひろ子さん)は余命わずかなことを知りながら、風間(藤竜也さん)の勧めで入院する、というシーンです。
また、本作では女湯のシーンのセミヌードも見どころの1つとなっており、この作品以降、篠ひろ子さんも必要であれば大胆な露出シーンにも挑んでいたそうです。
女優としてキャリアをスタートした篠ひろ子さんは、この後、不運ながらも強く生きる、まさに”小料理屋の女将・お涼さん”のような役を演じる機会が多かったそうです。

篠ひろ子さんは、ことごとくレコードがヒットしなかったようだけど、歌は上手だったのかな?

幼少期からNHK仙台少年少女合唱隊に在籍していたり、歌を歌っているところを評価されてスカウトされたようだから、歌は上手みたいよ!
30代(1978年~1988年)

篠ひろ子さんは、1984年(当時36歳)の時に、TBSドラマ「金曜日の妻たちパート2」へ出演をしました。本作は、放送時間の「金曜日夜10時には主婦が電話に出ない!」と言われるほどの大ヒットを記録し、篠ひろ子さんは「金曜日の妻たちパート2」が大好評であったため、続いてパート3へも出演されています。
上の画像は1985年(当時37歳)に出演した「金曜日の妻たちパート3」の時のものです。名門女子高の同級生で、結婚をし同じ住宅地に住むヒロイン4人の友情と恋愛を描いたドラマで、不倫で壊れていく人間関係が観ている人を夢中にしたのでした。

1987年(当時39歳)の時に、前作に引き続き「時間ですよ ふたたび」に出演をしました。篠ひろ子さんは、森光子さん演じる銭湯「梅の湯」の女主人・ウメの長女役で、出もどりの娘を演じていました。
前作から森光子さん以外のメインキャストが一新され、堺正章さんやお笑いコンビ・とんねるずの石橋貴明さん、木梨憲武さんなど豪華キャストが出演されています。
上の画像はその時のものです。前作の役どころとは全く違うコメディ要素の強い役に挑戦していました。

篠ひろ子さんは、当時は誰と仲が良かったのかな?

ドラマでの共演した、賀来千香子さんや板東英二さんと仲よくなったみたいよ!
40代以上(1988年~)

篠ひろ子さんは、1993年(当時43歳)の時に、日曜劇場「カミさんの悪口」で田村正和さんと夫婦役をしました。
中年トリオがぶつけ合う古女房の悪口が痛快で、熟年夫婦の日常を描いたドラマでした。篠さんと田村さんの掛け合いが絶妙で大人気シリーズとなりました。篠ひろ子さんと田村正和さんとの共演は他にもありますが、この時期からの最強ペアだったのですね。
本作は1993年10月に放送されたパート1が好評だったため、1995年の1月にパート2が放送され第9話・第10話では香港ロケも行われました。上の画像はその時のものです。

篠ひろ子さんは1994年(当時46歳)の時に、フジテレビ系列「半熟卵」で内田有紀さんらの母親役で出演をしました。この作品は、夫を亡くすも明るく元気に女手一つで、娘3人を育てる母親と娘たちとが、マイペースだけど家族思いの女4人家族が繰り広げる笑い溢れる物語でした。
当時アイドルや女優として大人気だった内田有紀さんなどが出演していましたが、篠ひろ子さん演じる母親が主人公でした。上の画像はその時のワンシーンです。
80年代~90年代にかけて、篠さんは多数のドラマに出演してきましたが、1997年(当時49歳)で主演したドラマ「彼ーKAREー」を最後に姿をお見掛けしなくなりました。

篠ひろ子さんは、芸能界を引退したの?

引退ではなく、活動休止扱いみたいね!
篠ひろ子のプロフィール・出演作品

プロフィール
- 名前:篠 ひろ子(しの ひろこ)
- 本名: 西山 博子(にしやま ひろこ)
- 生年月日:1948年3月8日
- 年齢:77歳(2025年9月現在)
- 出身地:宮城県
- 血液型:O型
- 所属していた事務所:芸映プロダクション
主演作品
- 1975年:ドラマ「積み木の箱
- 1986年:ドラマ「金曜日には花を買って」
- 1990年:ドラマ「誘惑」
- 1992年:ドラマ「うたかた」
- 1993年:新春ドラマスペシャル「家族日和’93」
- 1994年:ドラマ「半熟卵」
- 1997年:ドラマ「彼-KARE-」

篠ひろ子さんは何でSNSをやっていないのかな?

1997年のドラマ出演を最後に、故郷の仙台で静かに暮らしているから、表舞台には顔を出したくないんじゃないかしら!