俳優・岡部たかしさんは、和歌山で出会った5歳年上の美容師の女性と上京後に結婚し、息子にも恵まれましたが、下積み期はアルバイトと稽古中心の生活で家庭を顧みられない時期が続き、別居を経て息子さんが幼い頃に離婚に至りました。
その後も養育費を誠実に送り続け、東日本大震災の折には元妻から感謝の言葉が届くなど、良好な関係を築き直しています。息子の岡部ひろきさんは現在俳優として別事務所で活動し、親子で共演歴も。
本人は24歳で劇団東京乾電池に飛び込み、長い下積みと舞台経験を重ね、40代で映像出演が増加。50歳で『エルピス』の村井役が大ブレイクの起点となり、『あなたのブツが、ここに』『虎に翼』などで存在感を確立しました。離婚の背景、現在の家族との距離感、息子の活躍、そして“遅咲き”へ至る苦労の軌跡まで、このページで一気に整理します。
この記事でわかること
- 岡部たかしと元妻の離婚に至った経緯と、その後の関係性
- 息子・岡部ひろきのプロフィールと主な出演作、親子共演の事実
- 若い頃〜劇団東京乾電池時代の下積みと転機になった出来事
- 30代以降の舞台・CM・ドラマでの歩みと映像進出の広がり
- 『エルピス』『あなたのブツが、ここに』『虎に翼』で注目を集めた理由
【画像】岡部たかしと妻の離婚理由は?息子も俳優!
岡部たかしと妻の離婚理由は?
引用元:女性自身
岡部たかしさんは和歌山でフリーター時代の23歳のころ、5歳年上の美容師の女性と交際を始めました。東京で俳優を目指す夢を彼女に応援され、共に和歌山から上京しました。
1998年、岡部さんが26歳のときに結婚し、2000年には息子さんが誕生しました。
しかし、岡部さんはアルバイト仲間との付き合いに時間を費やし、家庭を顧みない生活が続きます。妻は育児をしながら別居し、生活費を稼ぐためにパートを掛け持ちするなど苦労が絶えませんでした。
その後、息子さんが6歳になるころに妻から離婚を申し出られ、離婚が成立したそうです。元奥様と息子さんは地元・和歌山に戻り生活を立て直します。
ギモンくん元奥さんとはその後連絡とってるのかな?
カイケツさん東日本大震災の際、息子を心配して電話をかけたら、元奥様から「ずっと養育費を払ってくれてありがとう」と感謝の言葉を受けたそうよ。それから定期的に連絡を取るようになって、和歌山に帰省した際は元奥様の家にも入れる関係になったんですって。誠意が通じたのね!
岡部たかしの息子も俳優!
引用元:スポーツ報知
岡部たかしさんの息子・岡部ひろきさんも、父の背中を追いかけるようにして俳優として活動しています。
2025年3月時点で24歳を迎え、若手俳優として着実にキャリアを積み重ねています。
幼い頃から、父・岡部たかしさんが舞台に立つ姿を間近で見て育ち、「いつか自分もあの場所に立ちたい」という思いを抱くようになったそうです。芸能界という厳しい世界に自ら足を踏み入れ、現在は父とは別々の事務所に所属し、独自の道を歩んでいます。
それでも、これまでに2度、親子で同じ舞台に立つ機会があり、観客の前で堂々と共演を果たしました。親子ながらもプロとして舞台上で向き合うその姿勢は、ファンの間でも話題となりました。
出演作品も次第に増えており、NHK大河ドラマ『青天を衝け』をはじめ、NHK連続テレビ小説『らんまん』にも出演。さらに人気ドラマ『きのう何食べた? season2』や、話題の映画『カラオケ行こ!』**にも登場するなど、幅広いジャンルで存在感を発揮しています。
また、リクルートエージェントのCMにも出演し、爽やかで親しみやすい演技が注目を集めました。
父親譲りの確かな演技力と、若手らしいフレッシュさを兼ね備えた岡部ひろきさん。今後は舞台だけでなく、映画やドラマの世界でもますます活躍の場を広げていくことが期待されています。
ギモンくん岡部さんは息子さんと同じ舞台に立った時はどんな感じだったのかな?
カイケツさん演じるうえでの気持ちの持ち方など息子にアドバイスをすることもあるそうよ。苦労人の岡部さんだから、色々参考になることは多そうね!
【画像】岡部たかしは若い頃苦労人!
20代(1992年~2002年)
引用元:私の決断物語
俳優の岡部たかしさんは、1972年和歌山県出身で、子どもの頃はいつも明るく、目立ちたがり屋でした。
周囲を笑顔にすることが大好きで、みんなを笑わせたいという強い思いがあったそうです。友達が行くという理由で工業高校に進学し、卒業後は建設会社に勤務し、現場監督として働く日々を送ります。
しかし、環境に馴染めず、わずか1年で退職しました。その後、地元でのフリーター生活が始まります。さまざまな職種を経験する中で、彼は「人生とは、どんな状況でも面白さを見出すことができる」という感性を培っていきました。
上の画像は和歌山時代に友達とアイドルのまねごとをしている岡部さんです。この頃から演じていたんですね!
引用元:女性自身
岡部たかしさんは24歳の時、大阪で上演された劇団東京乾電池の公演に衝撃を受けたことが、彼の人生の大きな転機となりました。演劇の世界に心を奪われた岡部さんは、迷いを振り切って上京し、役者としての道を歩み始めます。
劇団東京乾電池オーディションでは、座長の柄本明さんの前で尾崎豊の「I LOVE YOU」を熱唱し、無事に研修生になりました。上の画像は東京乾電池時代の岡部さんです。芝居の中で常に「おもしろさ」にこだわってきたそうです。
和歌山では「自分っておもろいな」と自信を持っていたそうですが、劇団という多様な才能が集う場所に来て、「もっと世界を広げなくては、ここにいる人たちと会話もできない」と自分の狭い視野に気づかされたそうです。
ご自身の知識不足を痛感し、より深く文化や芸術に触れる必要があると考えるようになった岡部さんは、小津安二郎や黒澤明といった日本映画の名作に目覚めました。
彼らの作品から見る世界の奥深さや人間模様に心を奪われながら、自分自身の内面を見つめ直し、成長する大きなきっかけとなりました。
ギモンくん岡部さんは劇団東京乾電池にどのぐらい在籍したのかな?
カイケツさん約3年間ぐらいね。脚本を書いて十二指腸潰瘍になるぐらい苦しんだり、色々経験したみたいよ!
30代(2002年~2012年)
引用元:X会計課長役で、まさかの岡部たかしさん!
— たか. (@t_sasakism) November 16, 2024
全然気づかなかった...#踊る大捜査線THEFINAL #岡部たかし pic.twitter.com/9K7I9uSJmG
2002年(30歳)の時、岡部たかしさんは自らプロデュースした「ジャッキー・ホイの小豆脳TV」公演を開催し、クリエイティブな才能を発揮しました。
翌年、村松利史さんと岩谷健司さんと共に、ユニット「午後の男優室」を結成しました。多彩な演技スタイルと個性が融合し、新たなステージでの活動が始まりました。
2006年(34歳)からCMディレクターの山内ケンジさんがプロデュースする「城山羊(しろやぎ)の会」において、全公演に出演しました。
さらに、岡部さんは自身で「切実」という演劇ユニットを立ち上げ、演出も手がけるようになりました。舞台全体を作り上げる経験を通して、さらに表現の幅を広げていきました。
舞台と同時に少しずつテレビドラマにも出演するようになり、2009年「BOSS」9話、2010年NHK大河ドラマ「龍馬伝」47話、2012年テレビ朝日「相棒10」16話など様々な役をこなしていきました。上の画像は2012年の「踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望」で会計課長役で出演したときのものです。
この時岡部たかしさんは「今までとは違うことをやりたい」という強い思いがあったそうです。
岡部たかしさんの30代は、俳優業と様々なアルバイト、そしてCM出演を両立しながら生活基盤を築いていった、波乱に満ちた時期でした。岡部さんはテレビCMにも積極的に挑戦し、企業の広告に多数出演しました。
2002年の「テンヨだしつゆ」から始まり、「ユンケル」「パチスロ必勝ガイド」、SONY「プレイステーション2eyetoy」、JR東日本「東京ステーションシティ」、富士ゼロックス「beat」など、実に様々なCMに出演しています。
上の画像は2007年ロッテのクーリッシュのCMです。一瞬しか出てこないのに、コミカルで妙に印象に残る名演技を披露しています。
ギモンくん岡部さんはどんなアルバイトをやっていたのかな?
カイケツさん警備員、居酒屋、日雇いの作業員、テレフォンアポインター、宅配寿司のデリバリー、タクシーの配車事務など多岐にわたるわね。多様な職種でいろんな人に出会って、それも演劇に活かしているんだと思うわ!
40代以上(2012年~)
引用元:NHKアーカイブス
2012年、40歳になった岡部たかしさんは、現在(2025年3月時点)の事務所クリオネに移籍されました。この移籍をきっかけに、テレビドラマの仕事が増え、ついにアルバイト生活に別れを告げ、俳優業だけで生活が成り立つようになりました。
2016年(当時44歳)には、NHK大河ドラマ『真田丸』に出演し第37回で大井政吉役として登場しました。
さらに、翌年にはNHKの朝の連続テレビ小説『ひよっこ』にも出演し、国民的人気ドラマで少しずつ名前のつくような役を任されるようになり、岡部さんの名は徐々にお茶の間にも浸透していきました。
この時岡部さんは「朝ドラの出演が初めてで、わりと緊張していたのですが、それまでの流れを壊さないように演じた」とお話しされています。
上の画像は「ひよっこ」出演時(当時45)のものです。工場が閉鎖するときに、機械を運び出す業者のリーダーの役を演じました。
引用元:ザ・テレビジョン
岡部たかしさんが一気に注目を集めたのが、2022年(当時50歳)フジテレビ系ドラマ「エルピス—希望、あるいは災い—」での村井喬一役です。
物語は、アナウンサー・浅川恵那(長澤まさみ)とその仲間たちが、連続殺人事件のえん罪疑惑を追いながら、自らの“失われた価値”を取り戻していく社会派エンターテインメントです。実際に起こった複数の事件をモチーフにしており、重厚なテーマが話題になりました。
岡部さんが演じたのは、当初はパワハラ上司として描かれるテレビ局報道局のデスク・村井喬一でした。視聴者からは“ヒール役”と見られていましたが、物語が進むにつれて、心の奥底に抱える葛藤や情熱が浮かび上がり、その魂のこもった熱演は一気に支持を集めました。
この作品での岡部さんの演技は、多くの視聴者に強い印象を残し、遅咲き俳優の存在感を全国に知らしめる大きな転機となりました。上の画像は「エルピス」の時のものです。葛藤と慟哭が画像からも伺える迫真の演技ですね。
引用元:NHKアーカイブス
岡部さんの快進撃は続き、2022年放送のNHK夜ドラ「あなたのブツが、ここに」(上画像1枚目)では、コロナ禍で生活が一変した主人公・山崎亜子(仁村紗和)が、働く運送会社の社長役を演じました。
「とても自由度が高い役だったので、のびのび演じていた気がします」と振り返る岡部さん。社長としての厳しさだけでなく、人間味あふれる包容力を感じさせる演技が、多くの視聴者の心に残りました。
さらに、2024年(当時52歳)NHK朝の連続テレビ小説「虎に翼」(上画像2枚目)では主人公の父親を演じました。現在はNetflix、TELASAなどネット配信にも活躍の場を広げてますます忙しい毎日を過ごされています。
ギモンくん岡部さんはアラフィフにしてようやくつかんだ成功についてどう思っているのかな?
カイケツさん「人気者になることをあきらめたところで舞い込んできた運」だとおっしゃっているわ。「人気者になることをあきらめよう」と考えたことが、逆に良い結果につながったと感じているみたいね!
岡部たかしのプロフィール・SNS
引用元:ナタリー
プロフィール
- 名前:岡部 たかし(おかべ たかし)
- 生年月日:1972年6月22日
- 年齢:53歳(2025年9月現在)
- 出身地:和歌山県
- 血液型:A型
- 趣味:陶芸
- 特技:人間観察
- 所属事務所:株式会社クリオネ
SNS
- Instagram URL:https://www.instagram.com/takashi_okabe_official/
- オフィシャルサイト URL:http://www.clioneinc.com/c02members/okabe.html

ギモンくん岡部さんはオーディオブックでの朗読もしているらしいけど、どう考えているのかな?
カイケツさん岡部たかしさんのオーディオブック朗読、まさに「自分だけの世界が広がる感じ」とおっしゃってるわ。あの落ち着いた声と絶妙な間の取り方が、聴いているうちにどんどん物語の世界へ引き込んでくれる…まるで自分だけに語りかけられているような特別感が素敵よね!









